花のお江戸へ
昭和8年から12年頃まで、大蔵省( 現 財務省 ) 建設にあたり、
椚石を使用することが決まり、
「福島県」 「茨城県」 「群馬県(室田)」 より、石工達が集まり、
青木石材店の丁場より石を切り出し、荒取をした石を、
磐戸村( 現 南牧村磐戸 ) に工場を造り、ガンクソーで石を加工、
下仁田駅から貨車で東京へ ・ ・ ・ 。
当時 三代目が 日本の国が豊かに栄えるようにと豊栄石と名付けました。
写真やオヤジ( 四代目 秀夫 ) からの話で知ってはいましたが、
この目で見たく、先日 財務省 ( 前 大蔵省 )へ行き、確認して来ました。
まるで、品のある女性を思わせる椚石に、惚れ直しました。
西洋建築を採り入れた 正面玄関アーチ 及び 一階部分
椚石になっております。
三代目及び、かつての石工職人たちの偉業に感謝致します。
自分は不器用な男ですが、先祖の供養と ・ ・ ・
伝える指名感じております。
by 五代目石工